2020年大河ドラマの主人公でもあることから今年大注目の武将・明智光秀。かつて彼が治めた地「福知山」には、様々な歴史と伝統が眠っています。辿っていけば新しい京都が発見できるはず。
- 福知山城ふくちやまじょう
- 織田信長の命を受け、現在の京都と兵庫にまたがる丹波地方を平定した明智光秀が拠点とした城のひとつ。光秀は城下町の整備や治水事業などを行い、善政をしいた人物として地元で慕われています。城は明治時代に一部を残して取り壊されるものの、熱意ある市民運動によって天守閣を復元。2020年1月には城から徒歩すぐのところに「福知山光秀ミュージアム」も開館。光秀にまつわる貴重な資料が展示されています。
- 御霊神社ごりょうじんじゃ
- 五穀豊穣・商売繁盛の神様である宇賀御霊大神と福知山を商都とする基を築かれた明智日向守光秀公をお祀りするお社です。境内にはまちの水害の歴史を伝える堤防神社や所願成就の叶石なども安置。
福知山市西中ノ町238
☎︎0773-22-2255
☎︎0773-22-2255
- 日本の鬼の交流博物館にほんのおにのこうりゅうはくぶつかん
- 福知山の北部に位置する大江山連峰には、様々な鬼伝説が伝わることで知られています。その伝承地域に建つ博物館では、鬼瓦や鬼文化が学べる展示を展開。全国的にも珍しい個性派ミュージアムです。
- 二瀬川渓流ふたせがわけいりゅう
- 清らかな川の風景が楽しめる渓流一帯は遊歩道が整備され周遊することができます。その道中には、鬼伝説の痕跡、奇岩、吊り橋、参勤交代のルートだった石畳の古道など見どころ多数。紅葉や新緑も見事です。

- 柳町やなぎまち
- 明智光秀によって整備された城下町にあるレストラン。趣きある店は、明治期の建物を改装。昔の意匠をできる限り生かしながらも、計算された工夫を随所に凝らしています。食事は自慢の鳥料理と地元食材にこだわったものを用意。おすすめは、丹波地方の一部の養鶏場が飼育する「京地どり」を大江町産の卵と合わせた「京地どりの親子丼」。弾力ある鶏肉と濃厚な卵が絡む一品です。


京都駅から福知山へのアクセス(一例)
- 「京都」駅からJR山陰本線で「福知山」駅下車
- 日本の鬼の交流博物館・二瀬川渓流方面は、福知山駅から京都丹後鉄道宮福線で「大江」駅もしくは「大江山口内宮」駅下車、福知山市営バス(大江山の家線)に乗り換え「大江山の家」バス停などで下車
福知山駅から鬼伝説の大江町や日本三景のひとつ天橋立方面に行く時に乗る電車「京都丹後鉄道」。レトロな観光列車も運行しているんだよ。いつか乗ってみたいな。